PR

段差解消スロープは違法? 正しい対策「縁石切り下げ工事」とは?

段差解消スロープは違法? 正しい対策「縁石切り下げ工事」とは? リフォーム工事
\ 60秒の一括査定!しつこい営業一切なし! / 不動産の無料査定はこちら

こんにちは、山口不動産のユウキです。

今回は、段差解消スロープの違法性と、正しい対策「縁石切り下げ工事」について解説いたします。

段差解消スロープは違法になることがある?

市販の段差解消スロープは便利な反面、刑事責任および民事責任を問われる可能性があります。

特に公道上への設置には注意が必要です。知らずに置いたスロープが、通行の妨げや事故の原因となることもあるため、慎重な判断が求められます。

道路交通法や道路法に触れるケース

道路の一部である歩道や車道の縁石部分は「公共の場所」に該当します。そのため、私有地ではない範囲にスロープを設置することは、道路法や道路交通法の観点から問題となる可能性があります。

特に、歩道上にスロープを常設すると「道路占用」とみなされ、許可なく設置すれば違反行為となります。

  • 道路法43条違反として、1年以下の懲役または50万円以下の罰金(道路法102条3号)
  • 道路交通法76条違反として、3月以下の懲役または5万円以下の罰金(道路交通法119条2項7号)

市区町村によっては、道路管理者が定期的に点検を行い、無許可の設置物が見つかると撤去を求められるケースも見受けられます。

以下の動画では、関口弁護士が分かりやすく説明されていますので、是非ご覧になってみてください。

通行人の安全を脅かすリスクとは?

スロープを公道側に設置することで、歩行者の通行に支障が出たり、雨天時に滑りやすくなったりと、安全面での問題が生じることがあります。

高齢者やベビーカー利用者、視覚障害者にとっては、わずかな段差や傾斜でも転倒の原因になりかねません。また、夜間などにスロープが視認されにくい状況では、つまずき事故のリスクも高まります。

そのような事故や問題が起きた場合、段差解消スロープの設置者(所有者または使用者)に損害賠償責任が生じるため、各自治体で段差解消スロープの禁止や撤去を促しています。

上記ページは、各自治体の「段差解消スロープ」に関するページです。該当地域にお住まいの方は、是非チェックしてみてください。

市区町村からの撤去指導や罰則の可能性

無許可で公道にスロープを設置した場合、自治体から指導や是正命令が入ることがあります。

通報や巡回により確認されると、速やかな撤去が求められ、応じない場合は罰則や過料が科されるケースもあります。

このようなトラブルを避けるためにも、正式な手続きに沿って段差の対策を行うことが重要です。次の項目では、合法的な方法として認められている「縁石切り下げ工事」について詳しくご紹介します。

正しい方法「縁石切り下げ工事」とは?

公道との段差を安全に解消したい場合、自治体に申請して許可を受けたうえで実施する「縁石切り下げ工事」が正式な方法です。

この工事は、歩道と車道の段差を部分的に低くするもので、車の乗り入れをしやすくするために行われます。

切り下げ工事の内容と仕組み

縁石切り下げ工事では、歩道と車道の境界にある縁石を一部撤去し、勾配をつけて滑らかなスロープ状に整備します。これにより、車の出入り時にタイヤや車体が段差にぶつかることを防ぐことができます。

また、歩道の構造や排水機能が損なわれないよう、経験豊富な弊社が設計・施工するため、見た目にも違和感がなく、安全面にも配慮された仕上がりになります。

行政に申請が必要な理由

縁石や歩道は公共物であり、たとえ自宅の前であっても勝手に加工することはできません。そのため、工事を行うには必ず市区町村の建設課や道路管理課などへの申請が必要です。

申請の際には、現地の状況を確認し、工事が可能かどうかの判断を受けることになります。許可が下りた場合に限り、工事を進めることができます。

ただし、許可申請には専門的な工事知識や図面の作成等が必要なため、弊社が許可申請を代行しています。

縁石切り下げ工事の流れと費用の目安

縁石の切り下げ工事は、正式な手続きと段階を踏むことで、安全かつ法的に問題のない方法で段差を解消できます。ここでは、おおまかな流れと費用についてご紹介します。

依頼から工事完了までのステップ

弊社に依頼された場合の流れをご説明します。

まずは現地調査をさせていただき、現地の状況確認、工事プランのご提案をさせていただきます。次に工事プランを基に、お見積書を作成します。

お客様が見積額に納得していただけましたら、弊社が設計図や図面を作成し、該当する市区町村の担当窓口(道路管理課や建設課など)に許可申請を代行いたします。

工事の許可が下りた後、弊社が工事を行い、最後の完了検査によって工事完了になります。

自治体によっては、図面の提出や近隣住民への説明が求められる場合もあるため、早めに準備を始めるのがおすすめです。

工事費用の目安

縁石切り下げ工事にかかる費用は、道路の構造や切り下げる長さによって変動しますが、一般的には、40万円~50万円程度が相場の目安です。

お見積額を伝えると、お客様に驚かれることがあります。「えっ!?こんなに高いの?」という感じです。

しかし、最低でも40万円というのは正当な理由があるのです。

「縁石切り下げ工事」と聞くと、「縁石を切断して低くする」と思われるかもしれませんが、実際は「高さが低い縁石に交換する」という工事になります。

また、縁石を交換するだけなら大した工事費ではないのですが、その工事を完成させるための付帯工事や申請手続きに多くの費用が必要になるのです。

まずは、工事の許可申請です。設計図や図面を作成し、市区町村の担当窓口(道路管理課や建設課など)と何度も打ち合わせをし、現地調査を行ったり、最終的には完了検査まで必要になります。

さらに、道路側のアスファルト解体工事や舗装工事、交通誘導の警備員、集水桝の設置、敷地側の土間コンクリート工事などが必要になるため、最低でも40万円の費用がかかるのです。

ただ、道路法違反の罰金50万円を考えると、工事費40~50万円の「縁石切り下げ工事」をしていたほうが安心とご納得されるお客様が多いです。

弊社では、縁石切り下げ工事を承っております。現地調査や工事プランのご提案、お見積もりの作成は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

\ お見積もり無料!お気軽にご相談下さい! /

無料お見積もりはこちら