PR

不動産屋が隠し持つ「ネットにない物件」が存在する理由と紹介してもらう具体的な方法

不動産屋が隠し持つ「ネットにない物件」が存在する理由と紹介してもらう具体的な方法 不動産コラム
\ 60秒の一括査定!しつこい営業一切なし! / 不動産の無料査定はこちら

賃貸や中古住宅を探すとき、多くの方がまずはインターネットの物件検索サイトを利用するのではないでしょうか。

しかし、理想の条件に合う物件がなかなか見つからず、「不動産屋さんに行けば、ネットにない掘り出し物の物件を紹介してくれるのでは?」と期待したことはありませんか?

結論から言うと、その期待は間違いではありません。不動産屋は、様々な理由でインターネット上には公開されていない物件情報を持っています。

この記事では、なぜ不動産屋がネットにない物件を持っているのか、そのカラクリと、どうすればそうした希少な物件に出会えるのか、具体的な方法を分かりやすく解説します。

\ 60秒の一括査定!しつこい営業一切なし! / 不動産の無料査定はこちら

なぜ不動産屋はネットにない物件情報を持っているのか?

なぜ不動産屋はネットにない物件情報を持っているのか?

インターネットで公開されている物件は、市場に出回っている情報のごく一部に過ぎないことがあります。では、なぜ全ての物件がネットに掲載されないのでしょうか。それには、いくつかの明確な理由が存在します。

理由1:インターネット広告掲載前の「準備中」物件

物件を広告としてネットに掲載するには、写真撮影や間取り図の作成、紹介文のライティングなど、様々な準備が必要です。

不動産会社が売主から売却の依頼を受けてから、広告掲載が完了するまでには、数日から1週間程度のタイムラグが生じます。

この「準備期間中」の物件は、まだネットには載っていませんが、不動産会社の店内では情報として存在しています。良い条件の物件は、この段階で優良顧客に紹介され、ネットに載る前に成約してしまうことも少なくありません。

理由2:売主の意向で公開が制限されている物件

売主様によっては、様々な事情から物件の売却を大々的に知られたくないと考えるケースがあります。

  • 近所の人に売却を知られたくない
  • 離婚や相続など、プライベートな事情が関係している
  • 購入希望者を限定して、じっくり売却を進めたい

このような場合、売主の意向を尊重し、インターネットでの広範な広告を控え、信頼できる顧客にのみ水面下で紹介するという販売戦略がとられます。これも「ネットにない物件」が生まれる一因です。

理由3:不動産会社間の情報ネットワーク「レインズ」の存在

不動産会社は、「レインズ(REINS)」と呼ばれる専門の情報システムを利用しています。これは、不動産会社だけがアクセスできる、いわば業者間の物件データベースです。

売主から売却依頼(媒介契約)を受けた不動産会社は、このレインズに物件情報を登録する義務があります。全国の不動産会社は、レインズを通じて物件情報を共有し、自社の顧客に紹介できる仕組みになっています。

しかし、このレインズの情報は一般の消費者が直接見ることはできません。そのため、レインズには登録されていても、SUUMOやHOME’Sのようなポータルサイトには掲載されていない物件が多数存在するのです。

注意すべき「囲い込み」物件の可能性

少し注意が必要なケースとして「囲い込み」があります。これは、売却を依頼された不動産会社が、売主と買主の双方から仲介手数料を得る「両手仲介」を狙うために、意図的に他社へ物件を紹介せず、自社で買主を見つけようとする行為です。

囲い込みをされると、物件情報が市場に正しく流通せず、売主・買主双方にとって不利益となります。信頼できる不動産会社かどうかを見極めることが重要です。

必見!不動産屋からネットにない物件を紹介してもらう具体的な方法

必見!不動産屋からネットにない物件を紹介してもらう具体的な方法

では、どうすれば不動産屋が持つ「ネットにない物件」に出会うことができるのでしょうか。ただ店舗を訪れるだけでは不十分です。以下のステップを意識することで、その可能性は格段に高まります。

ステップ1:信頼できる不動産会社・担当者を見つける

これが最も重要です。未公開物件は、いわば不動産会社にとっての「秘密兵器」。

誰にでも紹介するわけではありません。親身に相談に乗ってくれる、地域情報に詳しいなど、信頼できるパートナーを見つけることが第一歩です。

ステップ2:希望条件を具体的に、かつ明確に伝える

「良い物件があれば」といった曖昧な伝え方では、担当者も紹介しづらいものです。希望するエリア、間取り、予算、譲れない条件、妥協できる点などを具体的に伝えましょう。

伝えるべき項目 具体例
エリア・沿線 「〇〇駅から徒歩10分以内」「△△小学校の学区内」など
予算 「月々の支払いを〇万円以内に抑えたい」「自己資金は△△万円」など
間取り・広さ 「3LDK以上」「リビングは15畳以上欲しい」など
こだわり条件 「ペット可」「駐車場2台分」「南向きバルコニー」など

ステップ3:購入意欲の高さと本気度を示す

不動産会社の担当者も人間です。本気で家を探している人、つまり「良い物件があればすぐにでも決めたい」と考えている顧客を優先的にサポートしたいと思っています。

資金計画(住宅ローンの事前審査など)がある程度できていることを伝えると、本気度が伝わり、より良い情報を紹介してもらいやすくなります。

ステップ4:担当者と良好な関係を築く

こまめに連絡を取り、内見した物件の感想をフィードバックするなど、担当者とのコミュニケーションを大切にしましょう。

「この人のために良い物件を探してあげたい」と思わせるような良好な関係を築くことが、未公開物件への近道です。

「ネットにない物件」=「掘り出し物」とは限らない?注意点も解説

「ネットにない物件」=「掘り出し物」とは限らない?注意点も解説

未公開物件という言葉には魅力的な響きがありますが、必ずしも全ての物件が「お得」や「掘り出し物」というわけではありません。冷静な判断も必要です。

未公開である理由をきちんと確認する

なぜこの物件はネットに載っていないのか、その理由を担当者に尋ねてみましょう。

前述した「広告準備中」や「売主の意向」といった正当な理由であれば安心ですが、明確な答えが返ってこない場合は少し慎重になった方が良いかもしれません。

相場とかけ離れていないか冷静に判断する

「未公開」という特別感から、冷静な価格判断が難しくなることがあります。周辺の類似物件の価格相場を自分でも調べておき、提示された物件が適正な価格であるかを見極める視点を持ちましょう。

複数の不動産会社に相談してみる

一社だけに絞らず、複数の不動産会社に相談してみるのも有効な手段です。

ある会社では紹介されなかった物件を、別の会社が紹介してくれることもあります。また、複数の視点からアドバイスをもらうことで、より客観的な判断が可能になります。

まとめ:理想の家探しはネットと不動産屋のハイブリッドで

今回は、不動産屋が持つ「ネットにない物件」の存在理由と、その紹介を受けるための具体的な方法について解説しました。ネットでの物件探しは非常に便利ですが、それだけでは出会えない希少な物件情報が存在するのも事実です。

重要なポイントをまとめます。

  • ネットにない物件は「広告準備中」「売主の意向」などの理由で存在する。
  • 紹介してもらうには、希望条件を具体的に伝え、購入の意思を示すことが不可欠。
  • 何よりも信頼できる不動産会社の担当者を見つけることが成功の鍵。

インターネットで効率的に情報を集めつつ、最終的には地域に根差した不動産屋に足を運び、プロの知見を借りる。このハイブリッドな探し方こそが、後悔のない理想の住まいを見つけるための最も確実な道筋と言えるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、信頼できるパートナーを見つけ、最高の物件と出会ってください。