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インターロッキングに車の乗り入れは可能?気になるデメリットと費用、DIYの可否

インターロッキングに車の乗り入れは可能?気になるデメリットと費用、DIYの可否 リフォーム工事
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「自宅の駐車場をおしゃれなインターロッキングにしたいけど、毎日、車が乗り入れても本当に大丈夫?」そんな疑問をお持ちではありませんか。

インターロッキングはアプローチや庭でよく見かけますが、その美しい見た目から駐車場の舗装材としても非常に人気があります。

しかし、デザインだけで選んでしまうと、「すぐに凹んでしまった」「タイヤの部分だけ沈んでわだちができた」といった失敗につながる可能性があります。

この記事では、インターロッキングへの車の乗り入れに関する基本的な知識から、駐車スペースに適した製品の選び方、施工時の重要な注意点、そして気になる費用やメンテナンスまで、専門的な視点で網羅的に解説します。最後まで読めば、あなたの駐車場づくりが成功するポイントがすべてわかります。

インターロッキングへの車の乗り入れ、本当に大丈夫?基本知識を解説

インターロッキングへの車の乗り入れ、本当に大丈夫?基本知識を解説

まず結論からお伝えすると、適切な製品を選び、正しい方法で施工すれば、インターロッキングの駐車場への車の乗り入れは全く問題ありません。その理由を、インターロッキングの基本的な仕組みから見ていきましょう。

そもそもインターロッキングとは?その仕組み

インターロッキングとは、コンクリートで作られたブロックを一つひとつ噛み合わせるように敷き詰めていく舗装方法です。

ブロック同士が互いに力を分散させ(インターロックし)、一点に集中する荷重を面全体で支える仕組みになっています。

この特性により、一部のブロックに車のような重いものが乗っても、その重みが隣接するブロックへと分散され、高い耐久性を発揮するのです。

【結論】車が乗り入れる駐車場への施工は可能!ただし条件あり

前述の通り、インターロッキングは駐車場への車の乗り入れに適した舗装材です。

しかし、それには「車両用の製品」を「正しい下地施工」の上で設置するという重要な条件が付きます。歩行用の製品や、ずさんな下地施工では、車の重量に耐えられず、すぐに破損や沈下を引き起こしてしまいます。

車の乗り入れで失敗しない!駐車場用インターロッキングの選び方

車の乗り入れで失敗しない!駐車場用インターロッキングの選び方

では、具体的にどのような点に注意して選べば良いのでしょうか。車の乗り入れを前提としたインターロッキング選びで最も重要なのは「ブロックの厚み」と「下地」です。

最重要ポイントは「厚み」!歩行用と車両用の違い

インターロッキングブロックには、用途に応じて厚みが設定されています。この違いが強度に直結します。

用途 一般的なブロックの厚み 主な使用場所
歩行用 6cm 人が歩くアプローチ、庭、公園の歩道など
車両用 8cm以上 戸建ての駐車場、マンションの駐車場、公道の車道など

このように、車が乗り入れる駐車場では、必ず厚みが8cm以上ある「車両用」もしくは「車道用」と表記された製品を選ばなくてはなりません。6cm厚の歩行用ブロックを使用すると、日常的な車の重みで割れや沈下が発生するリスクが非常に高くなります。

下地の施工が強度を左右する

インターロッキングの耐久性は、目に見えるブロックそのものよりも、その下にある「下地(路盤)」の作り込みで決まると言っても過言ではありません。車両の乗り入れがある場所では、特に強固な下地が求められます。

  1. 床掘り(とこぼり):まず、規定の深さまで地面を掘削します。
  2. 砕石敷き:掘削した底に砕石を敷き詰めます。
  3. 転圧:転圧機(プレートコンパクター)を使い、砕石を固く締め固めます。これを複数回繰り返すことで強固な路盤が形成されます。
  4. 砂敷き:転圧した砕石の上に、クッション材となる砂を均一に敷きます。

この下地作りを丁寧に行うことで、車の重量が効果的に分散され、長期間にわたってフラットな状態を維持できるのです。

インターロッキング駐車場への車の乗り入れ メリット・デメリット

インターロッキング駐車場への車の乗り入れ メリット・デメリット

車の乗り入れが可能なインターロッキング駐車場には、コンクリートやアスファルトにはない魅力があります。メリットとデメリットを理解し、ご自身の希望に合っているか確認しましょう。

デザイン性の高さと機能的なメリット

    • デザインが豊富:色、形、サイズのバリエーションが豊かで、組み合わせ次第でオリジナリティあふれるデザインを実現できます。
    • 水はけが良い:ブロックの隙間から雨水が地中に浸透するため、水たまりができにくいという利点があります。(※透水性の製品の場合)
    • 補修が容易:万が一、一部が破損したり、オイルで汚れたりしても、その部分のブロックだけを交換して補修できます。
    • 照り返しが少ない:コンクリートやアスファルトに比べ、夏の太陽光による表面温度の上昇が緩やかで、照り返しを軽減できます。

知っておきたいデメリットと対策

  • 費用が比較的高め:コンクリート舗装に比べると、材料費と施工の手間がかかるため、初期費用は高くなる傾向があります。
  • 雑草が生える可能性:ブロックの隙間から雑草が生えてくることがあります。対策として、施工時に防草シートを敷くことが有効です。
  • わだち(轍)ができるリスク:下地施工が不十分だと、タイヤが通る部分が沈下してわだちができることがあります。これは信頼できる業者選びで防ぐことができます。

気になる費用とDIYの可否

駐車場にインターロッキングを導入する際、やはり気になるのは費用面でしょう。また、「自分でDIYできないか?」と考える方もいるかもしれません。

専門業者に依頼した場合の費用相場

インターロッキングの施工費用は、材料費と工事費を含めて、1平方メートルあたり約12,000円~20,000円が相場です。

ただし、これは使用するブロックの種類、下地の状況、施工面積によって変動します。正確な費用を知るためには、複数の専門業者から見積もりを取ることをお勧めします。

車の乗り入れがある場所のDIYは推奨しない理由

アプローチなどの歩行スペースであればDIYも可能ですが、車の乗り入れがある駐車場の施工はプロに任せることを強く推奨します。理由は以下の通りです。

  • 高い強度が求められるため:正しい知識に基づいた強固な下地作りが不可欠です。
  • 専門的な道具が必要なため:重量のあるブロックを切断するカッターや、地面を固める転圧機などが必要です。
  • 失敗した際のリスクが大きいため:沈下や破損が起こると、車両の損傷や事故につながる危険性があります。

もし「わだち」ができたら?補修方法について

適切な施工をしても、経年や想定以上の荷重でわだちができてしまう可能性はゼロではありません。

しかし、インターロッキングの利点はその補修のしやすさにあります。沈下した部分のブロックを一度取り外し、下地の砂を補充して高さを調整し、再びブロックを元に戻すことで比較的簡単に修正が可能です。

まとめ:インターロッキングへの車の乗り入れは計画的な施工が鍵

今回は、インターロッキングの駐車場への車の乗り入れについて解説しました。結論として、適切な知識を持って計画的に進めれば、美しく、機能的で、そして長く愛用できる駐車場を実現することが可能です。

重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 車の乗り入れには、厚さ8cm以上の「車両用」ブロックを選ぶこと。
  • 見た目以上に「下地」の施工が強度を決定づけること。
  • 長期的な安全と安心のため、DIYではなく信頼できる専門業者に依頼すること。

これらのポイントを押さえて、ぜひあなたの理想の駐車場づくりを実現してください。